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助産師の仕事は魅力的ですか?
助産師の数は年々増加しています。2012年時点で、助産師総数は35,185人。現在はもっと多くなっていると思います。それでも、各地の助産師不足は解消されていません
理由は、激務や労働環境が原因でやめてしまう人が多いからです。しかし、助産師になるにはとても長い道のりです。勉強して、叱られて、実習先に行って、母と交流して、そしてまた勉強して、の繰り返しです。
そんなに大変な道のりを超えてまで、助産師になりたいと思う人が沢山いるということは、経験も含め私はやはり【助産師は魅力的な仕事】だと思います。助産師の仕事のいいところなどを含めてお話ししようと思います。
助産師資格取得までの道のり
皆さんご存知のように、助産師になるということは、簡単なことではありません。助産師国家試験を受けようと思うと、専修学校・各種学校、短期大学、4年生大学、大学の1年過程の専攻科、のいずれかに通う必要があります。
そして、その学校に通うためには沢山のライバルと戦う必要があります。専修学校・各種学校、大学の1年過程の専攻科に入学しようと思うと高い倍率をクリアしなければいけません。地域や学校によりますが、
倍率は2~20倍と幅は広いですが、大抵は高いと思っていいと思います。少子化の影響だと思いますが、年々、募集定員を減らしている学校が多いです。それでも、助産師学校に入ろうと思う人は新卒だけではなく
一回臨床経験をした看護師が助産師の資格もほしいと思って入学を決める人もいるので、受講したい人はたくさんいます。そうです、まず資格を取るための学校に入ることが難しいです。看護学校と比較すると圧倒的に難易度が高いです。
無事に合格して、入学できたとしてもそこからも過酷な勉強・実習の日々が待っています。もちろん、長期休暇(といっても1週間ほどですが)もあるし毎日ではないですけど沢山遊ぶことができますが。
実際に学生の立場から分娩を取り扱わせていただく、実習担当者や先生がついていると分かっていても、とても緊張するし複数の命を一気に扱うことへの責任で、私は最初手が震えました。臨床指導者や先生に毎日叱られながら、
眠い目をこすりながら日々の課題や実習レポートをまとめる日々。実習が終われば国家試験に向けて勉強の日々。決して楽なものとは言えません。助産師国家試験の合格率は、他の職種と比べて高い方ですが、全員が受かるわけではないし
内容も濃いので必死で勉強する必要があります。これだけ見ると、大変な学生生活だといえます。
助産師として働く
助産師資格を取得した人は95%が、助産師として各地で働いています。このほとんどが病院で働いています。そして、ほとんどの新人助産師が思うでしょう、
この仕事、厳しすぎる・・・!当然です。一度に複数の命を扱い、自分の判断ミスでその命を亡くすことだって十分に考えられるこの産科業界に、生半可な心構えを教える先輩助産師はこの世の中にはいないでしょう。
もちろん辛いです、激務です。しかし、この激務、先輩からのきつい教育の下、新人たちの絆は強くなっていきます。勉強会も一緒に参加することが多くなりますし、新人ゆえの悩みというのは、やはり同じ立場の人間がよくわかります。
私自身もそうですし、ほとんどの助産師同期仲間は仲が良いと思います。厳しい環境に一緒に身を置いたからこそですね。
魅力はなんといってもあの言葉をもらえること
助産師の仕事は分娩介助はもちろん、受胎調節の指導、青少年への性教育、妊婦への保健指導、産後の育児指導、母乳育児相談など多岐にわたります。しかし、どの業務に関わってもやはり一番うれしいのは「ありがとう」という言葉をもらった時だと思います。
シンプルな言葉ですが、この人にはどんなケアが必要か、今この人に必要なのはどんな支援や言葉か、私たちが必死でその人のことを考えて行動した結果が、その人本人からポジティブな方向で返ってくる。これは助産師冥利につきます。
私の経験としては、前回の分娩で赤ちゃんの状態が悪い状況での出産を経験し、分娩に対し少々恐怖心を持っている方を担当した時のことです。その方に対し、分娩中の胎児の状態を良いことも悪いことも、しっかり伝えるように心がけてケアしていきました。
そして、二人目だったこともあり、分娩はスムーズに終了し赤ちゃんも元気でした。
その時に、「赤ちゃんの状態は私には分からないから、たくさん教えてくれて安心できた、ありがとう。」という言葉をいただきました。
助産師はあくまでも、分娩のお手伝いをするというスタンスですが、こうやって自分のしたことが目に見える形で見えると本当に助産師しててよかった!と思えます。その瞬間は、この仕事をしていると数えきれないくらいあったし、これからもあると思います。
分娩に携わった人というのは、産婦さんは結構覚えているものなので、久しぶりにお会いしても「この子のお産をとってくれた助産師さん」と覚えてくださっているのは本当に嬉しいです。
中には「1人目をとってくれた、この助産師さんがいるから、この病院にきました!」という方もいます。そんな言葉をいただけるなんて、助産師をしてて本当に良かった瞬間ですね。
助産師の仕事の魅力
仕事をすることが、とても辛く、なんでこの仕事をしたのかと考え迷うこともあると思います。しかし、新しい命誕生の瞬間に立ち会えるこの仕事は、他の職業では絶対できない素晴らしいものだと思います。
もし、今の職場が激務だったり労働環境が過酷で助産師自体をやめたいと考える方もいると思います。もちろん、無理にとは言いませんが、少しお休みしてまた戻ってきてもらえればと思います。
転職コンサルタントはたくさんの職場に関する情報を持っているので、あなたの思いをくみ取って、適した職場を紹介してくれると思います。
助産師しててよかった、とたくさん思える素敵な職場探しのお手伝いを転職コンサルタントはしてくれます。気軽に相談してください。
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助産師の求人と転職 編集部
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