当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

助産師の求人に強い転職サイトは、どこですか? 助産師に関する記事一覧

プリセプター制度は本当に有効な教育方法か?

プリセプター制度は先輩と、新人または中途採用者が、ペアとなりマンツーマンで教育をする制度のことです。個人病院やクリニックでは導入していないところが多いですが、大きな総合病院はこの方法をとって新人教育を行っている職場がほとんどです。

この記事を読んでいる方もほとんどが、プリセプターもプリセプティも経験したことがある人が多いのではないでしょうか?

さて、果たしてこの主流となっているプリセプター制度は果たして有効な教育方法だと思いますか?

プリセプター制度の良いところ

なんといっても、マンツーマンで見てくれるところがメリットですね。なかなか一般企業には無い制度です。全体的に新人を見て、指導するということはあっても個人にぴったりと寄り添って指導することはあまりないのではないでしょうか。

プリセプティにとっても、疑問点がとても聞きやすいと思います。例えば、「A先輩に言われた方法でやったら、B先輩には怒られた…。」なんてことは、よくあることです。どっち信じたらいいの?

特に看護師・助産師は自分のケア方法を確立しているベテランも多いので、新人には先輩方の意見に振り回されて混乱することは多いです。そんな時にもプリセプターに相談すれば、的確なアドバイスをくれる、それがプリセプター制度の良いところです。

また、精神的なサポートをしてくれるのもメリットの一つです。誰しも新人のころは、新しい環境に学生時代とは全く違う臨床現場に慣れるには苦労しますし、怒られて落ち込むことも多いと思います。

中途採用者にも言えることだと思います。同じ助産ケアといえど、職場が違えば使用物品も違うし、ケア方法も変わるので戸惑う人がほとんどです。そのため、プリセプターはプリセプティに寄り添って話を聞いて、精神的な支えになってくれます。

それがプリセプターの役目ですからね。プリセプター側からも、持続して同じ新人を育てているので、「どこまでこの新人はできるか?」「何が苦手か?得意か?」「何に不安を抱いて仕事をしているのか」ということが分かっているので、大変教育しやすいです。

そのため、「この新人は、どの段階まで成長しているか」、というのが他の職場の同僚にも伝えやすいし、職場全体が理解しやすい。新人にも先輩にも良い教育体制です。

プリセプター制度の悪いところ

さて、これだけ新人に密着して教育するわけなので、お互いに密な人間関係を築かなければこの制度を成り立たせること、は難しいと思います。要は、プリセプターとプリセプティの相性が重要になってきます。助産師に関わらず、人間関係で悩む人は多いのではないでしょうか。

特に、プリセプターとプリセプティとの関係は密になるため、ちょっとしたすれ違いで「違う同期のプリセプターは相談乗ってくれるのに、私の担当の人は何も聞いてくれない」「慰めてほしかったのに、あんなひどいこと言われて傷ついた。」「話が合わないから、何も相談したくないし、言いたくない」ということが起こります。

それがきっかけで、退職や転職を希望する助産師は多少なりともいると思います。

また、プリセプター自身も、プリセプティのことについて他の同僚から意見を言われたりするので、それも大きなストレスにもなります。

「あの子、ここが出来ていなかった。」「どういう教え方したの?」「ちゃんと話し合いしてる?」など言われることも多いです。通常業務に合わせて、教育もしていかなければいけないので、労力は多くなります。

職場全体で新人を育てていこうという仕組み

重ねて言いますが、クリニックや個人病院では、プリセプター制度を導入せず職場全体で新人教育を行うところが多いです。(人数が少ないことが主な要因です。)さて、こちらの制度はどうでしょうか。

メリットといえば、マンツーマンではないので、新人教育の負担が職場全体に分散されることが挙げられます。また、筆者自身も新人として経験がありますが、先輩それぞれ違った意見がもらえるので同じケアでも様々な方法を学ぶことができたのでとても勉強になりました。

もちろん、全く違いすぎて戸惑うこともありましたが、比較的話しやすい先輩に相談することでそのことも解消されました。むしろ、個人的にはこっちの方が好きです!

話し合いするにも、プリセプター制度では、プリセプターとプリセプティが勤務を考慮して勤務外で集まったりしなければいけないところを、職場全体が教育者なので、勤務を考慮せずとも先輩と話し合い、相談することができます。

そしてデメリットとしては、新人の成長段階が職場全体に共有されていないこともあるため、重複したり、見学せずいきなり実践してしまった、なんてことも発生しうります。また、新人自身が多くの先輩の意見を聞くことによって、何を優先したらいいのか、どれが正しいのか混乱することもあります。しかし、これらは職場全体で情報を共有しあえば防げることですし、新人の混乱も減らすこともできると思います。

新人教育制度、どちらを選びますか

最近、プリセプター制度を廃止して職場全体で新人教育をする制度が増えてきているといいます。しかし、大きな総合病院ではプリセプター制度を実施しているところがほとんどです。募集要項には、どのような教育制度を実施しているかがしっかりと記載されているところが多いです。

さらに、看護師転職サイトの転職コンサルタントは、実際に教育を受けた方の体験談の情報を持っているのでもっと詳しい内容を得ることができると思います。

自分に合うと思った教育制度を行っている職場を探し、充実した仕事を送りましょう。

助産師の求人に強い転職サイトは、どこですか? 助産師に関する記事一覧

執筆者情報

株式会社ドリームウェイ助産師の求人と転職 編集部

助産師の求人と転職は、厚生労働大臣から転職サポート(有料職業紹介事業)の許可を受けた(許可番号13-ユ-314851)株式会社ドリームウェイが運営するメディアです。転職サポートの経験を活かし、定期的なリライトや専門書を用いたファクトチェックなど、ユーザーに正確な最新情報を届けられるよう努めています。


転職サイトランキングを見る